エヴォリューションスポーツは、レースに勝つために培った4カムエンジンである。1つのカムが1つのバルブを開閉させることで吸排気タイミングを精密に制御することが可能となり、高回転かつ高出力型の特性が得られる。また、エンジンとミッションが一体式のケースに収まることで、エンジンユニットは軽量かつ高剛性なものとされており、発進時から弾き出されるようなパワーフィールと、操る人の要求に瞬時に応えるレスポンスの良さが、多くのユーザーに支持されている。
Type5、Type2iに採用されるロードホッパー専用設計のグースネックフレーム。 いくつかのエンジンや足周りの仕様を想定し、その平均的な性能を求める手法で製造される汎用リジッドフレームや、本来の設計理念を崩壊させる基本骨格の大幅な加工では、絶対叶えられない品質。 外径や肉厚の違う何種類もの鋼管を使い、剛性と乗り心地を両立させている。
ハーレーダビッドソン社製 ブレーキ
スフェリカルベアリング
真鍮製フリクションカラー
一見してラフな精度でも許されそうに感じられるスプリンガーフォークだが、その実、精度を追求するほどにコーナリング時の接地感やブレーキングの安定性などが大きく向上する。剛性と耐久性も然り。組み合わせる車両の重量、ディメンション、エンジン出力など各部スペックにジャストフィットな設計がなされ、構成部品もF1トップチームが用いる”Minebea”製ベアリングを採用するなど、品質の追求に余念がない。